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HATTORI食育クラブ 食育通信No.13

対談

食育を提唱する服部幸應氏と、環境を「自然の安全な力」で守るために
誕生した環境浄化微生物資材「えひめAI-1」を開発された 財団法人えひめ産業振興財団曽我部義明氏が「水と環境」について語ります。

曽我部 義明
財団法人えひめ産業振興財団
(写真左)

服部 幸應
服部栄養専門学校 校長/医学博士(写真右)
服部
「えひめAI-1」の名前の由来は何でしょうか。
曽我部
愛媛県では「愛媛産には愛がある」のキャッチコピーで食育の推進などをしておりますが、世界11カ国で読まれている坪田愛華ちゃんの絵本「地球の秘密」を知り、多くの人に彼女の思いも伝えたくて、AIという文字を使っています。
服部
食育の1つである「地球環境を守る」ということに役立てたいとは、すばらしいお考えですね。
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曽我部
ありがとうございます。「えひめAI-1」は、乳酸菌・酵母菌・納豆菌を主体に糖蜜で発酵培養させた、酵素を含む複合微生物で、平成11年に自宅で研究をはじめ、食品工場の排水処理施設で実証試験を重ねて開発したものです。
服部
水質汚染は長年問題になっていますが、これからは地球環境を元に戻そうという意識がとても重要です。私もやはり、水はすごく大事だと思っています。我々は水の惑星に住んでいますからね。
曽我部
そうですね。そして平成12年、愛媛県の政策として、工業技術センターで県内60社のモニターにご協力をいただきながら、各種排水への適合試験を行ってデータの積み重ねを行いました。
服部
その努力の結果、まさに人間の手で、自然という設備、それに則ったものを開発されたということは、非常にすばらしいことだと思います。自然のサイクルを投入することによって、水をきれいにする。
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曽我部
開発コンセプトとして、環境にやさしい人体に影響を与えない、を念頭に、食品微生物にこだわり、家庭でも作れるAI-2の製法を公開して、成分も明らかにしております。
服部
効果はどうですか?
曽我部
AI-1及び2を含めて、60社のモニターや、全国の1万以上の家庭や事業所から、「消臭効果は抜群!」、レストランや家庭の厨房、排水処理施設でも、「水質の向上と余剰汚泥の減少が著しい!」といった報告を沢山いただいております。さらに食品微生物を原料にしたことから、安心して減農薬野菜の液肥としても使えるし、えひめAIで環境に貢献できるので、今では生き甲斐になったとの喜びの声も全国各地から届いております。
服部
なるほど、環境に貢献しながら生き甲斐にもなり、さらに、家庭でも簡単に取り組めるというのは良いことですね。
曽我部
環境先進県を目指す愛媛県にとって、恵みの海である瀬戸内海の浄化は重要な政策の一つです。微生物を利用して環境を浄化しようという考えは、施策の一部に過ぎないものですが、えひめAI-1を使って、一人ひとりが環境に貢献しながら快適な環境のもとで生活ができる資材としての利用は意義のあることだと思います。
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服部
地球上で、豊かな生活をしている人は、全体の8%です。衣食住や水が足りている人たちですが、この8%=5億2000万人の中に日本人一人残らず1億2678万1684名、入ってしまうんです。残りの92%の人たちで13億人が食糧難、8億4200万人が栄養失調、1日2万5000人が餓死、そして12億人が今、水不足なのです。2050年には世界の人口が80億に達しますが、その半分にあたる40億の人が水不足になるのです。このようなことを考えた場合、環境浄化微生物の利用法は、地球を助けることになります。曽我部さんが取り組んでいる内容は、将来の人たちを救う取り組みになるのでしょうね。今後もとても期待しています。
曽我部
家庭はもちろん、ホテルや旅館の台所や厨房、食品工場から排出される高濃度の汚水処理の水質改善に使っていただければ、下水道の維持管理費も節減できますし、海や川の浄化にも繋がります。環境に貢献するという精神でご利用いただければ幸いですね。

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